1度覚えても、しばらく経つと
忘れてしまう・・・



忘れないうちに

別のパターンを教えていただきました。
ただいま、緊縛学び中です。



お友達のお部屋をお借りして、練習。
　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　私はもとより多趣味なので、洋裁・手芸類など趣味や仕事でやってきたのだけど

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　縄の感触や作業はいわば大きな編み物に近い。



先日緊縛36年という縄師の方と
お話する機会があった時に・・

どうやって人体を縛れば負担をかけず
どこから解いていけば感じるのかというのには
まず脈の流れや臓器の位置などを勉強したとのこと。

それらを計算して縛っていく奥深さ。

長年携わって来て
「誰でも縛るわけなどないよ。愛奴だけだ。」
と笑っていた。



かつて、私の主は
とても未熟な縛りをしたけれど
愛が嵩じたときの
欲望の表現。

その想いが彼を動かし
彼に縄を持たせたという事実。
それを知った時・・
私は彼の深い愛し方に心奪われた。


そのことを知っている以上
ただの縛りというのは
ある意味、見えるものというのは
縛り方のバリエーション美であり
デモンストレーションであるに
過ぎないということだ。

薫を縛るのは
私にとってはまさにそれであるわけだし
本質を体感するための導きや
レッスンの過程でしかないが

これが薫にとって
私に縛られるのは、ある意味
腕の代わりに縄によって
抱きしめられていく感覚を伝承していく
そんな効果を引き起こすことが可能となるのから
不思議なものだ。


本来縛りというのは
見えるものではなく
また技術やテクニックでもない・・・と
考える私にとって

緊縛美というものには
別段興味はない分野ではあるが

表現する以上その
美しさや整えるという作業に
配慮と計算が込められていることは
否めないしそれもまた大事にしたい。

ただ、それ以上に
魂の権化であり
人の想いの具現化であるとき
縛り手と受け手のうえで
初めて成り立つもので
あってほしいと願う。

また双方の心の奥底で
意味を帯びて来なければ意味もない。

縛りとは出来上がりを見る作品ではなく
縛っていく過程そのもの。
縛りたいと扇動される人であるがゆえの表現。




縄目はその名残であり
愛しい余韻に等しい。

薫が私にその縄目の手首を差し出した時
おそらくは
それを撮って欲しかったのだ。

テーマ:SM - ジャンル:アダルト

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